山梨県内のライオンズクラブの献血活動等に携わる関係メンバー約100名が参加し、11月2日(水)にベルクラシック甲府で開催された。
井出 孝地区ガバナーは献血活動においてもマンネリ化しないで工夫し、新しい献血活動に果敢に取り組んでいただきたい旨を挨拶した。 続いて、山梨県赤十字血液センターが「ありがとう!っていっぱい言わせて。」という、血液の癌の病気に罹り、幼くして天国に召された男の子(4歳)の闘病の記録をDVDで上映した。数ヶ月の命と宣告された幼い子が、輸血を「アンパンマンのエキス」だと信じ闘病生活に耐え、家族に見守られながら幸せに短い人生を閉じたという記録映画で、参加者一同に献血活動への心を燃えさせた映画だった。
その後、都留LCの献血活動体験発表や赤十字血液センターから献血・供給状況について説明があった。この会議では次のような事項を互いに確認でき、大変有益な合同会議となった。
・輸血は、現在は交通事故等のために使用される率は少なく、癌や血液の病気治療のために9割が使用されていること。
・400mL献血が9割ほどになり定着した。10代から30代の献血量が減少しているので、学校等への普及・啓発が必要である。
・山梨県と神奈川県では献血の活動方法に大きな違いがあり、山梨県では献血車数台で学校や職場の協力により集団で行っているが、神奈川県の場合は献血車1台で街のポイント個所で献血活動を行っている。
・成分献血に使用される血液の量は、性別・体重等により異なるため定めることは困難であるとのこと。このことからも献血量で献血活動の 実績を把握するだけでなく、献血者の人数での比較も必要であること。
取材:PR・情報委員長 L加藤 正蔵