9リジョン2ゾーン 逗子葉山ライオンズクラブ 統一奉仕デー報告

雑草の悲鳴が聞こえる

路傍に生えている草々は、時には「道草」などという趣のある名前で呼ばれることもあるが、放置しておくとどんどんはびこり、時には通行の邪魔になるだけでなく、雨の降った日など足元を濡らすので、毛嫌いされる。そこで十把一絡げに雑草と呼ばれるが、雑草と言う名の草は世の中になく、それぞれは固有の名前を持った立派な草々なのだ。しかもこれらの草々は。こうした道端にしか居場所のない弱い草で、例えば、道路際に生えているタンポポを肥沃な土地に移植しても、すぐにもっと強い草木にとって代わられてしまう。彼らにとって道路際で通行人に踏みつけにされる場所こそが安住の地なのだ。

しかし人間は実に自分本位で、勝手に雑草と呼び、見場が悪いから、通行の邪魔になるからと取り除こうとする。我が逗子葉山ライオンズクラブもご多分に漏れず、よく見るとそれぞれ個性があり可憐な草々を、環境整備という美名のもとに無慈悲にも除去を志した。

去る10月8日、季節外れの暑い日差しの下、蚊に悩まされながら県道鎌倉葉山線の桜山隧道から長柄交差点以南までを、こんな場所からも追い立てられるのかという雑草の悲鳴を振り払いながら、清掃作業に精を出すことになった。

桜山隧道近辺には道路を挟むようにそびえたつ丘に生えている木々の落とす葉が、先日の台風24号の影響もあって、山のように降り積もっており、これら枯葉の撤去が最初の作業となった。清掃時にはつきもののたばこの吸い殻を見かけなかったが、このあたりの道路清掃に毎日ボランティアで取り組んでおられ、われらと一緒に作業に精を出してくれた、近所に住む葉山町消防分団員OBの神保さんによれば、ふだんはバス停辺りに散見するそうである。降り積もった枯葉は、ボランティア清掃をしているにも拘わらず、ものすごい量で、枯葉の袋だけで、軽トラックいっぱいとなった。

1時間以上かけて取り組んだ枯葉の清掃が一段落した後、いよいよ雑草抜きに取り掛かった。このあたりは透水性のアスファルト敷きなので、雨が降っても水たまりができず、歩くのには便利だが、道路自体が水分を含んでいるため、その水分を吸収して雑草がはびこり、通行の邪魔をする。草々は道路にびっしりと根を張っており、鎌や半月形の鋤簾(じょれん)などを振るって根っこから取り除いた。枯葉の掃除に予想外に時間をとられ、長柄交差点以南の雑草取りは遺憾ながら中途半端で終わらざるを得なかった。それにしても枯葉を集める箒、塵取り、そして鎌や鋤簾といずれも誠に便利な道具で、先人の知恵に改めて敬意を表した次第である。

9R-2Z 逗子葉山ライオンズクラブ 会長 L笠原 俊一

発信 地区ニュース委員会