ライオンズクラブ オール山梨 第30回献眼・臓器移植シンポジウム開催

5月16日(水)13時30分より、かいてらす山梨県地場センター大会議室で、ライオンズクラブオール山梨主催により第30回献眼・臓器移植シンポジウムが開催され、約80人が参加した。

オール山梨世話人代表の大森彦一12RCより「角膜移植・臓器移植事業に協力する目的のシンポジウムである」との開会の挨拶で始まり、(公財)山梨県アイバンク秋山詔樹理事長より、現状報告として「昨年は8人から角膜提供を受け、多くの方々が光を取り戻せた事は、病院関係者、ライオンズクラブ、県民の皆様の理解によるもの」と感謝の挨拶があった。(公財)山梨県臓器移植推進財団渡辺和廣理事長より、「このような啓蒙・啓発活動を長年継続してきたこと、また、参加いただいたライオンズメンバーの皆様に感謝を申しあげ、今後も協力をお願いしたい」との挨拶があった。

体験発表として献眼者ご家族の『母の献眼に寄せて』が代読された。

「30年前に登録したカードが母の終末に見つかったが、本人の意志確認ができる状態ではなかった。常に自分の事より相手を思いやる母だったので、その思いに変わりはないはずと提供を決めた。左の眼球のみであった。男性に移植されたことを聞きその方の瞳に光が射し私たち遺された者にも温かな何かをいただいた気がした。移植にはさまざまな意見があるけれど、人間にしかできず、人間だからこそ与えうる未来につながる愛の贈り物であり、移植を受けられた方だけでなく、その回りの人達の人生をもより豊かに成しうると感じた。この愛の種がこれから先少しでも多く広がっていく事を願っている」との内容であった。

最後に市立甲府病院・腎臓・膠原病内科科長秋山大一郎先生による「慢性腎臓病(CKD)について~末期腎不全の治療も含めて~」の講演があった。

慢性腎臓病は自覚症状がなく検査で異常がわかる。足がむくんだりの症状が出たときには末期である。末期腎不全になると、血液透析・腹膜透析・腎移植が必要になる。これらの治療を受けると通常生活に多少の制限を受けることになる。末期腎不全にならないことが大事で、二次的要因の生活習慣病はきちんと治療し進行を止めることが大切であるという内容であった。

総評を石原英司ガバナーエレクトよりいただき、ライオンズクラブとしてこの事業をしっかり継続していくと強い意思発表が行われた。

取材・撮影:PR・情報委員 L齋藤 一三